私とコンピュータ

とりあえずの前提として

Unix 以前

もともと私は「パソコン」などは興味ありませんでした。

それが、1995 年の Windows95 騒ぎで興味を引かれ、1996 年、Windows95 プレインストールの NEC PC9821 を購入することになりました。で、これが全てのはじまりでした。(このとき、購入する際に、Mac も有力候補であったのは秘密だ)

まぁ、当初は「もしかしたら使えないんじゃないか」などと懸念していたわけですが、実際には懸念していたほど PC を使えない、ということもありませんでした。そして結構バリバリと Windows 95 を使っていたわけですが、あるとき「Mule for Win32」と衝撃的な出会いをします。

似非 Unix

「Mule for Win32」は、Mule2.3/Emacs19.28 を Windows NT/9x に移植したものです。

ふとしたことで、これをとある ftp サイトから get したのですが、使ってみようとして驚きました。

とにかくそのままでは徹底的に使えなかったのです。

キー操作からしてわかりませんし、一体どうやって入力やら表示やらすればいいのか、ちっともわかりません。(要は ~/.emacs を作らないといけなかったのだが、そのために必要な基礎知識がなかった)

その後、入門書を買ったりしながら、附属の GNUS4.1 で NetNews を読み書きできるようになったのですが、そのころにはすっかり Emacs の虜になっていました。

さらに、Emacs 関連のメイリングリストなどにも参加するようになり、Emacs も Emacs 20 ベースの Meadow に移行し、Cygwin などもインストールして Unix 類似環境を構築して楽しんでいました。(そういえば、あまり使わなかったものの BSD on Windows や、MI/X (当時唯一フリーで入手できた Windows 用 X サーバー) などもインストールしたような) これが、1997 年くらいのことです。


PC-Unix 環境への道

しかし、所詮は似非ですし、そもそも Unix を使ったことがないと、そのマネをするといっても限界があります。そこで、PC-Unix 環境の構築をしたくなったのです。(とくに、当時は Windows では XEmacs はコンパイルするのが難しかったので、XEmacs を使ってみたかった私には結構ストレスがたまっていた)

ただ、当時、PC を買ったばかりで、そのハードウエアが Unix で使えない、という問題があり、実際にはじめてインストールを行なったのは少しハードが枯れてきた 1998 年の末のことでした。インストールしてのは SoftwareDesign が付録に付けた Plamo Linux 1.3 でした。

その後、Plamo、Slackware、FreeBSD などを使うようになり、Windows は使わなくなって全面的に消してしまいました。

Unix 環境の良さ、とは?

まぁ、いろいろあるんですが、個人的には標準入出力ですね。パイプやリダイレクトを駆使して、目的の動作ができると非常に気持ちよいです。

ちなみに、今、このサイトも Debian GNU/Linux を使って自力で運営してます。最初は FreeBSD にしようか、とも思ったのですが、公開サーバーなので、セキュリティ関連などで必要なシステムのアップグレードがもっとも容易と思われる Debian にしました。(apt はとっても便利なんですが、とっても堕落したような気がしてます)

個人的には、Plamo/Slackware で育ったせいか、バイナリパッケージシステムに依存した最近の Unix (とくに RedHat 系の Linux) はあんまり好きじゃありません。

ちなみに FreeBSD の ports も、なんか中途半端な印象があって好きじゃないです。(ports は -current 対象に作られているらしいので、ちょっと古いリリース版では make がこけることもしばしば。しかも、ports をアップグレードするときは ports 全部をとってこないといけないので、まめにアップデートされているソフトだと大変です。


私の定番

私にとっての定番プログラムをいくつか。

シェル
zsh: 以前は tcsh を愛用していたのですが、やはり B shell 系を使いたくて、最強の呼び声高い zsh になりました。補完機能は超強力です。
vi
nvi: vim 6 なんかも使ってはみているのですが、個人的に nvi に慣れているので、なんか違う気が。vi クローンとしては一番シンプルで、私の考える vi 像に一番近い気がします。
Emacs
XEmacs-21.4: 元はβブランチ (21.5) を追っかけていたのですが、最近はロクに動かなくなったので、21.4 でお茶を濁してます。
Emacs 21: cvs のレポジトリが公開されたときには追っかけましたが、変化が大きすぎて常用するには辛いので、今はやめてます。GNU Emacs か XEmacs のどちらを使うかは、アプリケーションとの相性などでなんとなく使いわけてます。
MUA
Semi-gnus (T-gnus): ずいぶん以前からこれ使ってます。慣れちゃったのでこれ以外使う気になれません。
日本語入力・変換
SKK: もうこれ抜きでは長文を入力する気になれません。もっとも、XIM は kinput2/canna (or WXG) あたりですが。
www ブラウザ
mozilla: 1.1 になって常用できるようになってきました。
w3m: とりあえずテキストベースのブラウザでは一押しでした。今のは画像も表示できるんですが、うちではいつのまにか画像の表示ができなくなってそのままになっています。とはいえ、残念ながら、最近動作がちっとも軽快ではなくなっているような印象があります。
ウインドウマネージャ
GNOME + Sawfish: ちょっと前までは AfterStep で落ち着いていたんですが、今は gnome + sawfish 使ってたりします。(GNOME とかその提供するライブラリを、コンパイル時に要求するプログラムが増えたので)
ゲーム (最も重要なセクション?)
NetHack: JNetHack とか、Slash'em も含みます。rogue-like games の代表格です。とっつきは悪いですが、あまりの難しさと面白さにハマること確実。
その他
openssh: そりゃもう便利です。今、この駄文は自宅から slogin したサーバーの XEmacs (X 転送したやつ) で書いてます。

なぜ Windows が嫌いなのか

もともとそんなに嫌いではありませんでした。

ただ、どうしても Unix と比べて不安定だし、su に相当するコマンドが (少なくとも私が NT を使っていたころは) なくて、原則として Administrator で作業するはめになったり、MS 製のアプリケーションは勝手にシステム領域のライブラリを変更してくれたり、なんだかいたるところに個人ユース原則の DOS 風味が顔を出すので嫌いになりました。


なぜ Macintosh (OS 9.x 以前) が大嫌いなのか

これはもう、一部のユーザーのお陰です。

Mac は狂信的なユーザーがいて、他の OS、とくに Windows を「使いにくい」とか「Mac のモノマネ」とか言う。まぁ、Windows も使いこなした上で言っているならともかく、Windows なんか触ってもいない。それどころか Mac すらロクに使いこなせていない。(たとえばファイルを開く方法はマウスでのダブルクリックしか知らない)

んで、こういうユーザーがとにかく多いのです。(少なくとも私の周囲の Mac ユーザーはこういう人たちだらけだった)

9.x 以前の Mac OS なんて、メモリ管理もろくにできない前近代的な OS で、比較の対象にするなら Windows なら 3.1 以前、程度のシロモノなのにねぇ。

OS X は?

ちなみに OS X は Unix なので、Windows よりは圧倒的に好きです。で、家族用に iMac (鏡餅みたいなやつ)、職場用 (職員さんと共用) に eMac を買いました。

他の人は Mac として使えるし、自分は Unix として使えるのでかなり気に入ってます。

でも、診察室に eMac 置いてあると「やっぱりお医者さんは Mac ですか」みたいに言われるのがすごく嫌です。:-(


YOSHIZAWA Masahiro <xyo@hifuka.honmachida.org>

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